• 陣痛から出産まで From labor to birth


    Posted on 2012-11-09 by in タイ・チェンマイ出産日記

    出産予定日を10日程オーバーして出産に至りました。

    なにせ初めての出産。陣痛も初めてなわけで。なんとなーくお腹が張って痛い?かも?という前駆陣痛(子宮の準備運動)の度に「あれ?陣痛?」と焦り始めては、ご飯を食べたりトイレにいくとピタっと痛みが消える状態を繰り返していました。旦那曰く「ウムウム詐欺」ってやつです。

    さすがに40週を超えてしまうと心配。お腹の子がどんな状態だか調べましょうということになり、クラパット(kullapat)病院でNST(ノンストレス)検査を受けることに。

    個室のベットで横たわり、お腹に心音を図るものと張りを見るものの2つの機械を付けられて、手には動きを感じたら押すナースコールみたいなボタンがついた機械を握らされて30分ほど放置。

    隣に設置されたモニターからは、安定した波状が記された紙が吐き出されていて、それを見てた看護婦は「まだまだ産まれそうにないですね」と一言。

    その後、ドクターからの問診、触診を受けることになったのだがっ!

    この触診時に「ちょっと刺激を与えましょう」の一言で!

    どばぁ〜〜〜〜〜

    っと破水。

    次から次へと溢れでてくるやや緑色の水。

    完全破水です。

    診察を受けているクラパット病院では、分娩施設が無いため、そのままドクターが運転する車の後部座席に乗り込み、提携しているチェンマイ国立大学付属のシリパット病院(Sriphat Medical center)に移動することに。この段階で時刻は午後9時。

    以前見学に行った12Fの「labor room」に車椅子で搬入(気分は品物でしたわ)。体重と血圧を測った後、手渡された服に着替えて、予め渡されてた紙を見せ(るだけ)、出産スタイルを伝えて、書類にサイン後、下見していた自然分娩(natural birth)用の部屋に陣痛モニターを付けられて安置される。この間10分程。クラパット病院から電話で連絡されていたとはいえ手早い動き。タイ人仕事の気合入れるところと手を抜く所を熟知してる。うん。

    陣痛モニターから吐き出される紙は、先程のNST(ノンストレス)検査ででてた波状とはまったく変わり、一定間隔での陣痛が表示されている。ほぼ2分間隔。普通、30分間隔が20分になり10分になり5分になり2分ってなるんじゃないですか???

    破水後、速攻2分間隔。

    こりゃスーパー安産コースだな。

    そんな余裕ぶっこきつつ、ベットの上で悶え苦しむこと。。。

    21時間。

    昨日の午後九時過ぎから陣痛が始まり、この時点で午後六時過ぎです。

    子宮口が開きません。赤ちゃん降りてくる気配なし。どんどん痛みはヒートアップで最後は、泣き叫びっぱなしですよっ!痛み止め(pain killer)全然効きやしない!

    陣痛の痛みを紛らわせるバランスボール(備え付け)やテニスボール(持ち込み6個で100B@カートスワンケオ)も後半はまったくもって効かない!旦那が力一杯仙骨を押してくれることだけが後半の陣痛の痛みを若干やわらがせた唯一の方法。旦那には筋トレ練習をしてもらっておくと良いと思います。最後には立つこともできずベットでの七転八倒。いやーきつかった。

    さすがのドクターも、21時間2分間隔の陣痛で苦しむわたしに、帝王切開の提案をしてきてくれた。産後ケア(ユーファイ)の為にも自然分娩がしたかったんだけど、(自然分娩だと出産後一週間たってからのケアだが、帝王切開だと手術の傷が落ち着く一ヶ月後からしかケアできない・・・)破水して20時間だし、羊水の色も緑がかって便が混じっていたし、痛みが尋常じゃないと心配してくれた旦那からの口添えもあって手術を決意。

    そっからが早かった。

    待ってましたとばかりに、移動用のベットに移され、ピッカピカの手術室へ向かう。担当ドクターと女医さん(看護婦さん)が5人ほどいる中に運び込まれ、大の形した手術台の上へ。※自力は一切使わず。

    針を差す前に動くなと言われ、んでも今陣痛だからむり!!(I can’t stop! impossible! labor now! painful!!! うーんまったくもって予め用意しといた出産用の英語が役になっていない・・・) と叫ぶあたしを三人がかりで羽交い絞めされてのゆっくり入る注射の針と液体の注入の瞬間は、すんごい気持ち悪かったんだけど、いやーほんとあっちゅーまに麻酔が効いて、幸せなことこの上ない。タイで帝王切開率が高い理由がわかるわー。

    帝王切開にしてくれってドクターに伝えてから、ほぼ2分おきの陣痛を5回カウントしたころには、手術準備完了ですよ。手早い。タイ人仕事の気合入れるところと手を抜く所を熟知してる。うん。※大事なことなので二回言いました。

    ただし、手術中の痛みはないが、触られてる感覚はあるので、「あー今、剃毛されてる」「腹かっさばいてますよね」「腹の中をおもいっきり引っ張られてる」をぼんやりしながら感じるわけで。脳みその中で繰り広げられる途中で麻酔が切れたらこれそーとー痛いよね的な恐怖に蓋をしつつ、枕元にいる麻酔医に「触られてるの感じるの怖いから、あたし寝たいんだけど・・・」と伝えるも「大丈夫。触られてるの感じてるだけだから、寝てもいいんですよ」と返される。だーかーらー。その感じるのが嫌なんだっつうの!ということを英語で伝えることができぬまま(英語堪能な旦那は手術室には入れず)まな板の鯉状態に諦めかけた頃! 

    「おぎゃー!」

    産まれた!!!

    目の端に赤ちゃんの処理をしている姿が見えて、「あの長い足があたしの肋骨を蹴ってたのか。痛いわけだ。」と感動というか淡々とこれまでの理由が頭の中を駆け巡ってるうちに、おくるみされた赤ちゃんを看護婦さんがわたしの顔の横に持ってきてくれて、初めてのご対面!

    「お互いお疲れ様だね~」

    と第一声をかけると、すやすや顔が豹変。すんごく嫌そうな顔をされた。きっと腹の中であたしの悲鳴を聞きつつ、自分もきつかったのを思い出したに違いない。

    そのままチェックをするということで看護婦に赤ちゃんは連れて行かれ、後産処理に入った。※痛み止めを使った場合、4時間の赤ちゃん監視が必須だそうだ。

    前々から気になってたので「胎盤見たい(I wanna see my placenta.)」「へその緒ちょうだい(I wanna get my baby’s tube. ※へその緒って言葉が思いつかなくてtubeって使ったけど通じた。本当はcord。ま、チューブもコードも一緒だな★)」とお願いしてみると快諾。

    胎盤は、緑かかった肉に白い霜降りいや筋入りの内臓で、直径20cmくらいでブリーンとどうだ!ってかんじだった。野生の動物が出産後は自分の胎盤を食べることで身体の回復に役立つってことだったから、あわよくば一口って考えてたんだけど、固そうで全然美味しそうに見えなくて、食欲わかずに断念。後から聞いたら緑色になるのは古くなっている説があるそう。ナマニク傷んでたら身体にいいどころかヤバイわよね。何も知らずに食欲がわかなかった人間の本能ってすごいなー。

    へその緒は、どうするの?って聞かれて「日本ではへその緒をお守りにする文化があるんだよ(Japanese have a custom, make an amulet.)」で、屋台で食事をお持ち帰りする時みたいなビニール袋に入れてもらえた。見た目、市場で買ってきた新鮮すじ肉ですよ。これは煮込めば喰えるかも・・・w

    そんなこんなで後処理が終わり、手術後に運び込まれる休憩室みたいな六人MAXの大部屋に移動。大量の点滴のせいか、寒さに震えるわたしに、看護婦さんは布団乾燥機みたいな掛け布団をかけてくれて「二時間ほどここで休んでください」とうつらうつらしていると、担当ドクターが来てくれて、手術の説明をしてくれた(英語堪能な旦那呼んでー!)

    「手術は成功」「赤ちゃんの背骨がフィットしていて、自然分娩は無理な状態だった」「陣痛も張りもきちんとあったし、次回は自然分娩でいける」と言ってくれた。と思う。時計をみると、手術がはじまってから30分程。すべてがあっちゅーまでしたわ。

    その後、仮眠して麻酔が切れて両足の感覚が戻ったのを確認後、2時間といいつつ4時間待機させられた、手術後のおっさん二名が隣にいて落ち着かない(かけてある布団めくったらあたくし真っ裸だもの。このへんおおらかなタイよね。)大部屋から出産時の部屋ではなく14Fにある母子同室&同伴者ベット付きの豪華角部屋(ワオ!)へ移送された。

    あたしの待機は終わったが、赤子の4時間の観察時間は終わってなかった※タイ人仕事の気合入れるところと手を抜く所を熟知してる。うん。大事なことなので三回目(笑)ので、再会を楽しみに一休み・・・次回病院滞在編!


     

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